車内での出来事

毎日電車通勤しているといろんな場面に遭遇してしまいます。

ネットニュースにはこんな記事がありました。

高齢者は優先座席や普通の座席にも座る事が当たり前と思っている。
若い世代が税金を納めているので年金が維持されている、
寧ろ若い世代に席を譲るべきだ。

残念ながら自分も同じ事を考えた事が多々ある。
高齢者が立っているのに席を譲らない学生もしかり。

ある日の帰宅時の事。
明らかに登山(ハイキング)の服装をした集団が
満員電車に乗り込んで来た。

それに気づいた若い女性はいち早く席を譲った。
車内は満員。人が一人動くのにも一苦労。

なんとか一人は座る事ができたが、他5名ほどは立ったまま。
優先座席ではなかったからか、他に座っている人は譲ろうとはしない。

取り巻きの5人は席に座った人の周りに人を遠慮なく押しのけてその周りに立つ。
席を譲ってもらおうと疲れた、きつい、しんどいと口に出し、席を譲れアピールをする。

仕事終わりの疲れた就労者たち、健康かストレス発散のために疲れた高齢者たち。

みんな疲れているのは同じ。

優先して座るべきはどちらでしょう。

大国のように何時間も立ち続けるわけでもないのに、少ない座席をとりあう。

旅行先で、遊び疲れて電車が混み合っていた場合、我先に座ろうとしないでしょうか。
ラッシュ時をさけて帰宅する事を考慮すればいいのではないでしょうか。
気持ちはわかります。

働かざるもの食うべからず。
働かざるもの座るべからず。それはさすがに言い過ぎですが。
祖母が農家を営んでいた頃、子供の食事は働いている大人が食べた後だった。
それは働いている人への敬意の現れです、強制しているわけではありません。

働く人への敬意が現在希薄になりすぎているように思います。
働いているから偉いというわけではありません。
ただ目の前にいる人がどんな職業で、どんなに疲れているか想像してみれば
お互いに敬意をもって接する事ができるんではないでしょうか。

2ヶ月ぶりの更新

前回、更新していから早くも2ヶ月が経過。
いろんな事がありました。

さくらに実がなる事を発見したり。

電動自転車のタイヤから謎の蛍光色の液体が漏れてきたり。

近くで親指より大きなスズメバチを見かけたり。

そして今も雨が降り続いていたり。

そんな中でもやっぱり一番つらかったのは地震で電車に立ち往生した事だと思います。

急停車した電車内、自宅が震源地にほど近い事に気が付き、すぐに家族へ連絡、当然回線が混み合い、
繋がらず、心配ではち切れそうになりながらも冷静に連絡を継続、車内では会社へ連絡しているのか、大きな声で業務連絡
のような内容をがやがやと騒ぐ、片や近くにいた高校生は全く動じることもなく参考書を開き勉強している。
停車して5分ほど立った頃、電力が使用できないので冷房使用不可のため窓を開放するようにアナウンスが流れた。
開放可能な窓の近くの人たちが即座に窓を開けてくれる。
しかし、満員の車内は蒸し暑くサウナのような状態。
15分が過ぎた頃にようやく家族が無事であることが判明。
そこで心に余裕ができ、改めて周囲を観察する。
学生の隣りに立っていたサラリーマンがさっきの高校生に
「携帯持ってる?」
と聞いていた。高校生ならスマホぐらい持ってるだろと思いながら、
自分の事しか考えていない自分に気がつきました。
外の景色をみると、小粒の雨が降っており、建物の間からは15階建てぐらいのビルが建設中で、
その最上階では工事人が何事もなかったかのように作業していた。
1時間ほど過ぎた頃、最寄り駅まで進みそこで下車するようにアナウンスが流れた。
しかしその直後に電車は動かず、線路へ降りるようアナウンス。
先頭車両から車両ごとに降車していく旨も放送される。
その直後、隣の車両からワイシャツ姿の35才から45才の男性が「すいません」と言いつつ
混み合う車内を縫って空いた窓から無理やり降りていった。

線路の歩き心地は全く良くなく、ゴロゴロした石が敷き詰められ気を抜けば足を挫きそうになる。
前を歩く人が歩きスマホしていたので危ないなあと思っていると。
スマホには人物が写っていて、テレビ電話、なんと手話通話をしていた。

後に問題になりましたが、車内アナウンスは日本語のみで外国語での案内はない。
ましてや聴覚に問題がある人にとって、ただただ不安しかない。

日本へ来ている旅行者は、日本でお金を使ってくれる言わば国のお客様。
おもてなしの精神を持って接することも必要ですが、
優先座席を謡うのであれば、その対策も必要なのではと考えさせられました。