車内での出来事

毎日電車通勤しているといろんな場面に遭遇してしまいます。

ネットニュースにはこんな記事がありました。

高齢者は優先座席や普通の座席にも座る事が当たり前と思っている。
若い世代が税金を納めているので年金が維持されている、
寧ろ若い世代に席を譲るべきだ。

残念ながら自分も同じ事を考えた事が多々ある。
高齢者が立っているのに席を譲らない学生もしかり。

ある日の帰宅時の事。
明らかに登山(ハイキング)の服装をした集団が
満員電車に乗り込んで来た。

それに気づいた若い女性はいち早く席を譲った。
車内は満員。人が一人動くのにも一苦労。

なんとか一人は座る事ができたが、他5名ほどは立ったまま。
優先座席ではなかったからか、他に座っている人は譲ろうとはしない。

取り巻きの5人は席に座った人の周りに人を遠慮なく押しのけてその周りに立つ。
席を譲ってもらおうと疲れた、きつい、しんどいと口に出し、席を譲れアピールをする。

仕事終わりの疲れた就労者たち、健康かストレス発散のために疲れた高齢者たち。

みんな疲れているのは同じ。

優先して座るべきはどちらでしょう。

大国のように何時間も立ち続けるわけでもないのに、少ない座席をとりあう。

旅行先で、遊び疲れて電車が混み合っていた場合、我先に座ろうとしないでしょうか。
ラッシュ時をさけて帰宅する事を考慮すればいいのではないでしょうか。
気持ちはわかります。

働かざるもの食うべからず。
働かざるもの座るべからず。それはさすがに言い過ぎですが。
祖母が農家を営んでいた頃、子供の食事は働いている大人が食べた後だった。
それは働いている人への敬意の現れです、強制しているわけではありません。

働く人への敬意が現在希薄になりすぎているように思います。
働いているから偉いというわけではありません。
ただ目の前にいる人がどんな職業で、どんなに疲れているか想像してみれば
お互いに敬意をもって接する事ができるんではないでしょうか。