優先座席の優先順位

朝の通勤時に大人二人が口論する声が優先座席周辺から聞こえて来た。やり取りが分かりやすいように登場人物の前に番号をつけます。

①「おい、横入りするな!」

どうやら空いた優先座席の取り合いらしい。

②「腰が悪くて立ってられないから座るんだ。俺は病気なんだ!」

すると

①「俺だって病気だ、心臓の。」

自分はこんな小競り合いや、席を譲る行為が億劫なのでよっぽど車内が空いてない限り座らない。

優先座席から聞こえるなにかを叩く衝撃音、感覚的には新聞を丸めて叩くバシッ!という音が。②が①を叩いていたらしい。

「立てないのに仕事できるのか?」

「生きるために働いてるみんなそうやろ、それは仕方がない」

顔を見ていないので声で年齢を推測すると、①が50代から60代、②は30代くらい。

②「次の駅で降りろ!見せたるから!」

その間もバシバシ音は続く。

①「叩くなや!暴力だろ!」

 

それからは静かになったが、まだ何かいい合っていた。

目的の乗り替え駅で降車したのでその後はわからない。

さて

果たして優先されるべき人達の優先順位はどう判断されるべきなんだろう。

言わば①も②も席が空くまでは立っていたのだ、優先座席は各車両に設置されているにもかかわらず二人は出会ってしまった。そして困った結果になった。

 

女性専用車両なら存在するが、これは理性なき男性諸君による犯罪を防止する為と、被害にあった女性達の為の優しい車両だ!

女性は容姿で判断できる(?)ので、導入しやすい。

しかし、体調の悪い人や、体の不自由な人は見た目で判断できない事の方が多い。気を使われたくない人もいます。

ではマタニティーマークならぬ、「優先マーク」を病院から配るのはどうだろう。高齢者には「モミジマーク」であったり、何かしら手段はある筈。鞄やポケットにしまえるし。でも悪用する人もいそうだし、ネットオークションで売る人もいそうだ。

何よりハイセンシティブな話だ!

う~む。なかなか難しい話になってきました。

改札で全席指定にして満席になったら立ってもいい人だけ乗るとか。

電車を増やす、車両を増やす・・・。電車をやめてベルトコンベヤー式、観覧車式にする・・・。停車駅にはギヤを変えて速度を落としたりとか。踏切、閉じっぱなしになりますね・・・。

 

そうだ電車に乗らなければいい!車離れが進んでいるから車出勤!

排気ガス増えますね・・・。

 

すいません。私風情がいくら考えても答えは出てこないですね。

すいません誰か頭のいい人、出番ですよ!!

 

そろばん検定in茨木商工会議所

今日10月22日、台風が迫る中そろばん検定が行われた。

息子が受験する為に、立命館大茨木キャンパス内の商工会議所に向かった。

受験の案内には近隣住民の迷惑になるため車での来場は絶対にやめて下さい。

とあった・・・。

当日は朝から台風が接近し、強烈な雨が降り続けていたが、「ご遠慮下さい」ではなく、「絶対にやめて下さい」とある。

それに受験する息子がタイミングが悪い事に、夜中に発熱、それほど大した熱ではなかったし、本人も受けたいという意志があり。受験する事にした。

では如何にして濡らさずに試験場にまで到達させるか・・・。自宅から自転車で20分程度。歩けば30分程度。イオン茨木の裏に位置する試験場、周りの道はかなりの渋滞でタクシーを呼んでも明確な時間はわからないらしい・・・。

発熱中の息子を雨の中30分歩かせる案・・・ボツ。

そしてなお悪い事に大雨洪水警報の発令。試験が延期になる可能性もあると商工会議所ホームページに記載されており、ホームページをずっとチェック。

時間も差し迫り、息子に大人用のカッパを着せて自転車で送迎する事に・・・。

そして自分はとあるアミューズメントパークで購入したカッパを着用し出発。

茨木キャンパスに近づくとキャンパスの周りにハザードランプをつけて停車している車数台。

内心ふざけるなと思いながら。

商工会議所前へ到着。

待合場所すらない。

カッパを脱ぐスペースすらない。

何より屋根のある場所でも待たせて貰えない。

豪雨の中、屋根もない所で待たされる。当然、車できている者は車の中で待つ。

ルールを守る人達は雨に濡れ、守らない人達は雨に濡れない。

濡れて体を冷やされ、指の動きは悪くなる。濡れない人は何のリスクもない。

リスクを負って不利益を被る現状。

残念ながらこの場所ではルールを守らない卑怯な方が利口だ。結果得をしている。

ルールは守る人達の理性によって維持されてる。それ以外の言っても聞かない種類の人間にはペナルティを課して、強制的に守らせなければならない。法じゃなければ守れないなら、法はとんでもない量になる。

人間の愚かさ=法律の多さ

卑怯な人間や、罰せられなければわからない種類の人間にはなりたくない。ので私はルールを守ることを続けようと思います。

息子には申し訳ない事をしましたが・・・。

 

アレアレ?あの法律事務所どうなるの?

ある法律事務所が業務停止になった。

過払い金請求のCMを目にしない日はない。

 

過払い金とは

利息にはかつて利息制限法と出資法の二種あり、銀行等が守っていた利息制限法、年率上限20%まで、消費者金融等が守っていた出資法、年率上限29.2%、この10%の利息の差が過払い金となる。

多くの消費者金融は利息さえ払えば次の支払いまで待ってくれたりもします。元金額が減らなければ支払いは永久的に終わらない。

単純計算で元金50万✖29.2%=

146,000円

利息制限法だと

50万✖20.0%=

10万

年間4万6千円の差

この利息だけ返済期間が10年だとすると46万になります。同じように支払いしていた会社が3社なら138万となり高額になります。

しかし消費者金融は一括で全額を払う訳ではありません、消費者金融といっても常にお金が有り余っているわけではなく、その多くが銀行から融資を受けて消費者へ貸し出しているのです。

消費者金融に過払い金請求が殺到すると、倒産してしまう可能性があります、倒産してしまえば過払い金の返還はゼロになってしまいます。この過払い金請求の騒動が始まってからは、消費者金融業界は縮小され、多くの社員がリストラされました。

そういった事情によって消費者金融は減額を申し出ます。分割で長期的に和解するか、一括で和解するか2択になります。一括支払いの条件は会社によって異なります。5割なのか、3割なのかは会社によって異なります。法律事務所との和解では長期の和解はほとんどありません。管理が大変だからです。減額になっても一括での和解となります。

こうして過払い金は減ることになりますが仮に減額後の金額が50万だとすると、そこから成功報酬が差し引かれます。成功報酬の割合も、事務所によって異なります。だいたい20%から40%なので10万から20万が引かれます。

残った額が戻ってくるのかと思いきや、まだです。

ここから受任料と手数料が差し引かれる。相談が無料でも、正式委任すれば費用はかかります。受任料は事務所によって異なります。

138万あった過払い金が確実に少なくなって戻ってくる訳です。

 

でもでも

 

過払い金申請は自分でできるようです。

取引履歴、計算書の申請(利息制限法利率)をそれぞれ会社へ電話、もしくは書面で行う。

若干の手数料がかかりますが1社1,000円にみたないでしょう。

計算書を見て過払い金があれば請求書を作成し、減額の連絡があれば交渉し、ある程度譲歩した金額で和解した方がいいようです。裁判になれば裁判所へ出向いたり平日に休みをとらなければならなかったりと、時間的負担も大きくなります。

業務停止の表面的な理由

テレビCM等で期間限定での無料相談を大々的に宣伝し、実は断続的に無料相談を受け付けていた。皆さんもどんな相談でも有料より、無料の方がいいと思います。他の法律事務所へ行って相談料を取られるなら、まずは無料相談に行きますよね。それが景品表示法に抵触する。

 

私的な推測

①顧客(相談者)を占有し、成功報酬を積み上げる行為が、弁護士会から摘発されたのではないか。

②相談者が多く集まり過ぎて、弁護士に直接相談ではなく、事務所の所員(事務員)に事情を相談し、事務手続きだけの経営をしていたのではないか。

③破産の相談や、成功報酬のない利益の少ない相談の対応遅延。

以上かつて元消費者金融に勤めていた友人より聴取した内容を元に推測しました。私的な推測ですので本当の所はわかりません。一般の企業が2カ月間業務停止になれば大打撃です。勤めている人達も大変だと思います。弁護士も国から給料もらってる訳じゃないんで、経営も重要な業務の一つです。ですが、困ってる人達の相談にはちゃんと向きあってくれる先生がいいですね。